
第50話 エースストライカーを目指せ!「1対1で外さない」シュート方法とは?
はじめに
こんにちは!サッカーを愛する皆さん、そしてお子さんの成長を見守る保護者の皆さんへ。
記念すべき第50話の今回は、「1対1の場面で絶対に外さないシュート」について、15
年間フォワードを経験してきたサッカースクールコーチが伝授する、とっておきのシュート術をご紹介します!
🎯1対1の場面、なぜ外してしまうのか?
少年サッカーにおいて、1対1の場面でゴールを外してしまう主な原因は「焦り」と「選択肢の多さ」と「判断ミス」にあります。ボールばかりを見てしまい、キーパーの動きやゴールの位置を冷静に確認できていない選手が多いのです。加えて、「決めなければいけない」というプレッシャーが焦りを生み、適切なタイミングやコースを選べなくなります。シュートは技術だけでなく、“観察”と“判断”がカギを握るプレーなのです。
✅ 焦り
✅ 選択肢の多さ
✅ 相手キーパーの動きに反応しすぎる
この3つが特に重要とされています。
🔍 “どう打つか”ばかりを考えて、“なぜ打つか”を見失っている。
ここが最大の落とし穴です。
🧠まず覚えるべき「考え方」
🧩シュートは“決めるもの”ではなく“選ぶもの”
私がまず伝えたい事は、「ゴールを決めにいく意識」よりも、「選ぶ力」を鍛えることが大切ということ。
多くの選手が「絶対に決めよう」と意気込みすぎて、力んだシュートや無理なコースを狙いがちです。しかし本当に大切なのは、その瞬間に最適なコースやタイミングを“選ぶ”こと。ゴールを“狙い撃つ”のではなく、“相手の逆を突く”という感覚が重要です。キーパーの重心や動きを見て、落ち着いて判断できれば、難しいシュートでも高確率で決めることができます。シュートは、勝負を冷静に読む“選択の技術”なのです。
1対1では、焦ってシュートを“打ってしまう”のではなく、
「コースを“選ぶ”」というマインドが重要です。
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キーパーの重心はどっちにある?
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ポジショニングは中央?左?右?
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一瞬のタイミングでズラせるか?
💡「相手の逆を取る」という感覚を身につけることで、成功率は一気に跳ね上がります。
🦵技術編:外さないシュートの3ステップ
✅ステップ①:顔を上げる習慣
💡顔を上げる習慣がシュート成功の第一歩
1対1の場面で最も多いミスが、ボールだけを見てしまい顔を上げられないこと。顔を下げたままでは、キーパーの位置や動きを正確に把握できず、勘に頼ったシュートになってしまいます。常に視野を確保し、最後の一歩までキーパーを“見る”意識を持つことが、冷静な判断と正確なコース選びにつながります。顔を上げる習慣を身につけることが、1対1を制する選手になるための基本中の基本です。
まず絶対に身につけてほしいのが、
「最後の瞬間まで顔を上げてプレーする」こと。
❌ ボールだけを見て打つ
⭕ キーパーを見て“判断してから”打つ
ジュニア世代ではとくに、顔を上げずに打つ選手が非常に多いです。
これだけで、8割の1対1チャンスを逃していると言っても過言ではありません。
✅ステップ②:フェイントを入れる
💡フェイントを入れることで主導権を握る
1対1の場面では、ただ真っ直ぐシュートを打つだけではキーパーに読まれてしまいます。そこで重要なのがフェイントを入れること。わずかな体の揺れや足の動きで「打つ」と見せかけて、キーパーを先に動かせば、シュートはぐっと楽になります。ポイントは、“本気に見える動き”でキーパーを騙すこと。タイミングとリアルさを意識すれば、相手に主導権を渡さず、自分のリズムで確実に仕留めることができます。
たとえばこんなフェイントがあります
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足首だけでチョンと揺らすフェイント
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軸足をスッとズラすフェイント
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シュートモーションからパスに見せかける
重要なのは、“リアルに見せる”こと。
「本気に見えるフェイント」がキーパーの反応を引き出す鍵になります。
✅ステップ③:コースを突くより“ズラす”感覚
💡コースを突くより“ズラす”感覚を持つ
多くの選手がゴールの隅を狙おうとしすぎて、ミスキックや枠外シュートをしてしまいます。1対1では、正確に“ズラす”ことの方が圧倒的に効果的。キーパーの動きを見て、その逆へ軽くインサイドで流すだけでも十分にゴールは決まります。強さや華麗さではなく、タイミングとコースの“ズレ”を作る冷静さが求められるのです。確実に仕留めるためには、「狙う」のではなく「ズラす」感覚を身につけましょう。
ゴールの四隅を狙うのではなく、キーパーが動いた“逆”を突くことが大切。
🟢 正解は、「コースを突く」というより、「コースをズラす」。
特に有効なのは:
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インサイドで“ゆっくりと”逆を突く
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軽いループでタイミングをズラす
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ゴロで左右に振る(強いシュートよりも正確なコース)
🗣️「強さよりも、ずらし方が決め手」
練習法:「1対1強化ドリル」
🔄 ①マーカーキーパー練習(視線と判断)
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マーカーを2つ立て、ゴールに見立てる
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友達やコーチに「キーパー役」をしてもらい、動いた逆にシュート
→ 判断+ズラす感覚を養える!
🧍♂️②静止→シュート(意識強化)
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止まった状態からボールを置き、キーパーの動きを見てからシュート
「動いてから打つ」のではなく、「見てから打つ」クセをつける
🏃♂️③ドリブル→1対1シュート(実践感覚)
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ドリブルでエリアに侵入 → 目の前にキーパー → 一瞬の判断
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「スピードの中でも視野を確保する力」を鍛える
🔥大事なことは『シュートは心理戦だ』
「1対1の勝負は、もちろん蹴る技術も必要ですが、“相手の心”を読む技術が成功率を上げる割合が高い」
1対1のシュートは、ただの技術勝負ではありません。相手の動きを見て、どう誘い、どう逆を突くか―まさに心理戦です。キーパーとの駆け引きに勝つためには、自分の意図を悟らせない工夫や、相手の重心や視線を読む観察力が求められます。焦って打つのではなく、“考えて打つ”ことで主導権を握れるのです。成功する選手は、技術だけでなく“心の読み合い”にも強い選手だということを忘れないでください。
実際、プロ選手でも1対1は“読み合い”です。
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自分がどう見えているか?
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相手は何を考えているか?
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どのタイミングで“打つふりをするか”?
この駆け引きを理解している選手ほど、試合で得点が取れる選手になります。
🌟まとめ:「外さない1対1」3つのカギ
🧠 1:考える力(判断・視野)
🦶 2:技術(フェイント・ズラし)
🔥 3:メンタル(自信と冷静さ)
この3つが揃えば、1対1で外すことは圧倒的に減ります!
🎁保護者の方へ:見守る力が選手を伸ばす
お子さんが1対1でシュートを外したとき、責めたり技術的な指摘をする前に、「どう感た?」「何を見てた?」と声をかけてあげてください。失敗の裏には必ず理由があります。それを一緒に振り返ることで、子どもは自ら考え、次に活かす力を育てていきます。上手くなる秘訣は、技術以上に“考える力”。その土台を支えるのが、保護者の温かい見守りと寄り添う姿勢なのです。
🚀最後に
1対1のシュートが決められるようになれば、
試合での活躍はもちろん、「自信」がつきます。
そしてその自信は、ピッチの上だけではなく、学校や日常にもつながる大切な宝物です。
サッカーを通して、もっと強く、もっと自由に。
🏆「君の一歩が、未来のゴールにつながる。」
さあ、今日から一緒に練習してみよう!
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