明石のサッカースクールで「心の育成」を学ぼう!
今回はスポーツでは誰しもがぶつかるであろう壁として現れるメンタルについて書いていきたいと思います。当スクールが指導している年代は未就学児から小学生という心も身体も未発達な子供達ですので指導者である私やコーチが間違ったことを教えてしまうと子供達はそのまま吸収してしまいます。この年代の記憶は案外大人になっても覚えているもので正しい大人になるためにも「心の育成」が大事なのです。
また、サッカーなどスポーツにおいてもメンタルは大事なもので個人スポーツ・チームスポーツ関係なく成績に影響を及ぼす原因の一つであり、メンタルで勝敗を分けることもあります。
次からはスポーツにおけるメンタルの関係性や鍛え方を書いていきたいと思います。
メンタルとは
メンタルとは何なのか。皆さんは意味を理解していますか?日本語に訳すと「精神」「心」となり、知的な側面や感情的な側面も含まれています。また、似た言葉でメンタリティとも言われることがありますが、「精神構造」「思考パターン」を意味し、個人や集団の「価値観」「信念」「行動原理」などが反映されます。
スポーツにおけるメンタルの関係性
最初に個人・チームスポーツに関係なくメンタルは成績に影響を及ぶすと書きましたが実際にどのような影響があるのかいくつか例を上げたいと思います。日本サッカー協会(JFA)でもこころのプロジェクトとして「夢を持つことや、その夢に向かって努力することの大切さ」「失敗や挫折に負けない心の強さ」「リスペクト・フェアプレー精神」の大切さを子供達に教えていますので気になる方は調べてみてください!
- パフォーマンスの低下•••身体が緊張し汗が多く出たり強張ることで普段より動きが鈍くなったり思考力が低下したりする。
- 病気との関わり•••プロのアスリートでも見られるようにスポーツは結果によって人生が左右されます。そういった強い緊張やプレッシャーの中で競技生活を送ることでしばしば抑うつ症状が出る場合があります。頻度は競技種目やポジションによって差がありますが、団体競技よりも個人競技に生じやすいです。
- スランプ•••成績が停滞する時期のことを指しますが、長期で競技を行っている人よりも初心者や熟練度が低い人になりやすい傾向があります。スランプに関してはメンタルが弱くなりスランプに陥る場合とスランプに陥ってメンタルが弱くなる場合があり、どちらにせよ深く密接しているものなのです。
メンタルの鍛え方
そもそもメンタルは自分で鍛えられるのか?と思う方も多いのではないでしょうか。私がスポーツ医療の学校で勉強していた中にスポーツ心理学という座学があり、アスリートには正しいメンタルケアが必要不可欠だと教わりました。これはプロに限らずに子供の時も必要になります。
スポーツで良い結果を出すには高いレベルの技術や体力だけでなく、強いメンタルが求められるのは当たり前のように認知されてきていますが、どうすればメンタルを強くするかが分からない方が大半だと思います。
メンタルを強くするための方法の一つに「自分を知る」ということがあります。これは自分の「長所・短所」を明確にすることから始めます。メンタルが弱い人に共通するのが「リラックス能力」「集中力」「自信」などが挙げられます。
- リラックス能力•••スポーツの場面では緊張と緩和が大事ですが極度の緊張はパフォーマンスの低下を引き起こします。緊張感を0にすることは出来ませんがコントロールして下げることで良いパフォーマンスを発揮することができます。コントロールのやり方は深呼吸があります。鼻から吸って口から吐くことを意識しましょう。
- 集中力•••特定の事柄に注意を向けて、その課題に専念する能力。子供の集中力は15分〜30分程度だと言われていますので、試合の時間がハーフタイム20分〜30分という事を考えるとギリギリ集中力が保たれる計算になります。集中力が切れると視野が狭くなったり判断力が鈍ったりしてしまい、勝敗につながるミスも起きやすくなります。集中力の鍛え方は音楽を聴きながら読書をして本の内容が頭に入るようにする方法や集中力が乱れそうになった時に楽しいことを思い浮かべて言葉として繰り返し声に出す方法があります。ルーティンを作ることも有効です。
- 自信•••自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。自信を付けるためにはとにかく練習が必要になります。根拠のない自信が付く前に対人練習を多く行い、実践形式で勝ち越す経験を積むことが大事です。ここで大事なのは負けないことではなく、勝ち越すという事です。
最後に
ここまでメンタルについて説明してきましたが、メンタルの重要性は十分理解できたと思います。クラブやスクールなどでメンタルトレーニングやケアをしているところはまだまだ少ないと思います。これは単に指導者がトレーニング法やケアの仕方を知らないのが理由の一つです。これからは指導者はもちろん、スポーツの習い事をさせてるお子さんを持つ保護者の方も勉強する必要がありますね!
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