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第70話 ゴール前で差がつく!ジュニアサッカー必見のポストプレー攻略法

ジュニアサッカーの世界で、子どもたちが試合中に自信を持ってプレーする瞬間は、保護者にとっても格別の感動です。特に「背負う・反転・シュート」という一連のポストプレーができる選手は、試合の流れを変えるキープレイヤーになります。
しかし、ポストプレーは単なる技術ではなく、判断力、体の使い方、タイミングの理解などが組み合わさった複合的なプレーです。ジュニア年代から正しい理解と練習を積むことで、子どもたちはよりゲームに関与し、チームに貢献できる選手へと成長します。

本記事では、保護者と選手の両方に向けて、ポストプレーの基礎から試合で使える応用までを詳しく解説します。

目次

  1. ポストプレーとは何か?

  2. 「背負う」技術の基礎と体の使い方

  3. 「反転」で相手を置き去りにする判断力

  4. 「シュート」に持ち込むメカニズム

  5. 試合で使えるポストプレーパターン

  6. 保護者ができるサポートと声かけのポイント

  7. 選手本人が今日からできるトレーニングメニュー

  8. まとめ:ポストプレーを武器にするロードマップ

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第1章:ポストプレーとは何か?

ポストプレーとは、ゴールに近い位置でボールを受けて、背中で相手を抑えながら味方へ繋ぐ、もしくは自ら攻撃の起点になるプレーです。ジュニア年代では「ボールを持ったらシュートしか考えない」という子も多く見られます。しかし、ポストプレーを覚えることで、次の動きや味方のポジションを意識できるようになり、試合全体を広く見る力が育ちます。

ジュニア年代にとって大切なのは、技術の習得だけでなく判断力やボールの置き所、体の使い方を同時に学ぶことです。これが後々、上級年代でのプレーに大きく影響します。

第2章:「背負う」技術の基礎と体の使い方

背中で相手を抑えながらボールを受けるのがポストプレーの基本です。ポイントは以下の3つです。

  1. 体の向き
    ボールを受けるときは、相手との距離と角度を意識して、背中でブロックする体の角度を作ります。体が開きすぎると相手に簡単にボールを奪われてしまいます。

  2. 重心とバランス
    蹴る準備や反転のためには、膝を軽く曲げ、重心を低く保つことが重要です。ジュニア年代は体幹が弱い場合が多いので、簡単な体幹トレーニングと合わせて練習すると効果的です。

  3. 腕の使い方
    腕は相手を押すためではなく、バランスと距離を保つために使います。過剰な押し合いはファウルにつながるので注意が必要です。

この「背負う」技術が安定して初めて、次の「反転」「シュート」へスムーズに移行できます。

第3章:「反転」で相手を置き去りにする判断力

背中でボールを受けたら、次に重要なのは反転して前を向く判断力です。ジュニア年代では、体が硬い・周りが見えていない子が多く、反転が遅れると攻撃のチャンスを逃してしまいます。

反転のポイントは以下です。

  • タイミング:相手が寄ってくる前に反転する

  • 視野:ボールとゴール、味方の位置を一瞬で確認

  • 小さなステップ:反転の初動で大きく足を開かず、素早く前に向く

練習方法としては、味方が少し前にパスを出す→背中で受ける→反転してシュートorパスを繰り返すドリルが効果的です。

第4章:「シュート」に持ち込むメカニズム

反転後、最も注目されるのがシュートです。ポストプレーを学ぶ目的は、最終的に得点につなげることにあります。

  • ボールコントロール:反転した後、蹴りやすい位置にボールを置く

  • 体の向きと軸足:軸足はゴールに向けて固定、蹴る足でシュートの力と方向をコントロール

  • 状況判断:ゴールが空いていれば直接シュート、DFが近ければ味方にパス

この一連の流れをジュニア時代から練習すると、「シュートしか考えていなかった子」も、状況に応じてパスやシュートを選べるようになります

第5章:試合で使えるポストプレーパターン

実際の試合で有効なポストプレーのパターンを紹介します。

  1. ワンツー反転シュート
    味方と短いパスを交換し、すぐに反転してシュートするパターン。DFを一瞬置き去りにできます。

  2. サイドチェンジを絡めたポスト
    ボールを受けた後、サイドに展開することで、ゴール前の人数差を作れます。

  3. ダイレクトシュート型
    ボールを受けると同時に反転して、そのままシュート。タイミングが合えばDFをかわし、GKとの1対1にもつなげられます。

これらのパターンをジュニア年代から意識して練習することで、試合中に自然と使える武器になります。

第6章:保護者ができるサポートと声かけのポイント

ポストプレーを身につけるには、家庭でのサポートも大切です。

  • 褒めるポイントを具体的に
    「シュートが決まったね」ではなく、「背中で相手を抑えて反転できたね」と動作を褒める

  • 試合観戦で声かけ
    守備が寄ってきたら「落ち着いて前を見て!」など簡単な指示を伝える

  • 家庭での練習補助
    軽いパス練習や反転ドリルを一緒に行い、楽しみながら技術習得をサポート

保護者の声かけは、子どもが自信を持って試合でプレーする原動力になります。

第7章:選手本人が今日からできるトレーニングメニュー

ジュニア年代でもできるポストプレー練習は以下です。

  1. 壁パス反転シュート
    壁にボールを蹴り返してもらい、受けて反転→シュート

  2. ミニゲーム形式ドリル
    2対2や3対3で、ボールを受ける→反転→シュートの流れを意識

  3. 体幹トレーニング
    腹筋・背筋・スクワットで重心安定と反転スピードを強化

毎日少しずつ意識して練習することで、試合で自然にポストプレーが使えるようになります。

第8章:まとめ—ポストプレーを武器にするロードマップ

ポストプレーは「背負う→反転→シュート」の3ステップで構成され、ジュニア年代から習得することで試合に直結する技術になります。保護者は褒め方やサポートで子どもの自信を伸ばし、選手は毎日の練習で反復して身につけることが重要です。

このスキルを武器にすると、子どもはゴール前での存在感が増し、チームにとって欠かせない選手へと成長します。

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