第70話 ゴール前で差がつく!ジュニアサッカー必見のポストプレー攻略法
ジュニアサッカーの世界で、子どもたちが試合中に自信を持ってプレーする瞬間は、保護者にとっても格別の感動です。特に「背負う・反転・シュート」という一連のポストプレーができる選手は、試合の流れを変えるキープレイヤーになります。
しかし、ポストプレーは単なる技術ではなく、判断力、体の使い方、タイミングの理解などが組み合わさった複合的なプレーです。ジュニア年代から正しい理解と練習を積むことで、子どもたちはよりゲームに関与し、チームに貢献できる選手へと成長します。
本記事では、保護者と選手の両方に向けて、ポストプレーの基礎から試合で使える応用までを詳しく解説します。
目次
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ポストプレーとは何か?
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「背負う」技術の基礎と体の使い方
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「反転」で相手を置き去りにする判断力
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「シュート」に持ち込むメカニズム
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試合で使えるポストプレーパターン
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保護者ができるサポートと声かけのポイント
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選手本人が今日からできるトレーニングメニュー
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まとめ:ポストプレーを武器にするロードマップ
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第1章:ポストプレーとは何か?
ポストプレーとは、ゴールに近い位置でボールを受けて、背中で相手を抑えながら味方へ繋ぐ、もしくは自ら攻撃の起点になるプレーです。ジュニア年代では「ボールを持ったらシュートしか考えない」という子も多く見られます。しかし、ポストプレーを覚えることで、次の動きや味方のポジションを意識できるようになり、試合全体を広く見る力が育ちます。
ジュニア年代にとって大切なのは、技術の習得だけでなく判断力やボールの置き所、体の使い方を同時に学ぶことです。これが後々、上級年代でのプレーに大きく影響します。
第2章:「背負う」技術の基礎と体の使い方
背中で相手を抑えながらボールを受けるのがポストプレーの基本です。ポイントは以下の3つです。
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体の向き
ボールを受けるときは、相手との距離と角度を意識して、背中でブロックする体の角度を作ります。体が開きすぎると相手に簡単にボールを奪われてしまいます。 -
重心とバランス
蹴る準備や反転のためには、膝を軽く曲げ、重心を低く保つことが重要です。ジュニア年代は体幹が弱い場合が多いので、簡単な体幹トレーニングと合わせて練習すると効果的です。 -
腕の使い方
腕は相手を押すためではなく、バランスと距離を保つために使います。過剰な押し合いはファウルにつながるので注意が必要です。
この「背負う」技術が安定して初めて、次の「反転」「シュート」へスムーズに移行できます。
第3章:「反転」で相手を置き去りにする判断力
背中でボールを受けたら、次に重要なのは反転して前を向く判断力です。ジュニア年代では、体が硬い・周りが見えていない子が多く、反転が遅れると攻撃のチャンスを逃してしまいます。
反転のポイントは以下です。
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タイミング:相手が寄ってくる前に反転する
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視野:ボールとゴール、味方の位置を一瞬で確認
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小さなステップ:反転の初動で大きく足を開かず、素早く前に向く
練習方法としては、味方が少し前にパスを出す→背中で受ける→反転してシュートorパスを繰り返すドリルが効果的です。
第4章:「シュート」に持ち込むメカニズム
反転後、最も注目されるのがシュートです。ポストプレーを学ぶ目的は、最終的に得点につなげることにあります。
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ボールコントロール:反転した後、蹴りやすい位置にボールを置く
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体の向きと軸足:軸足はゴールに向けて固定、蹴る足でシュートの力と方向をコントロール
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状況判断:ゴールが空いていれば直接シュート、DFが近ければ味方にパス
この一連の流れをジュニア時代から練習すると、「シュートしか考えていなかった子」も、状況に応じてパスやシュートを選べるようになります。
第5章:試合で使えるポストプレーパターン
実際の試合で有効なポストプレーのパターンを紹介します。
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ワンツー反転シュート
味方と短いパスを交換し、すぐに反転してシュートするパターン。DFを一瞬置き去りにできます。 -
サイドチェンジを絡めたポスト
ボールを受けた後、サイドに展開することで、ゴール前の人数差を作れます。 -
ダイレクトシュート型
ボールを受けると同時に反転して、そのままシュート。タイミングが合えばDFをかわし、GKとの1対1にもつなげられます。
これらのパターンをジュニア年代から意識して練習することで、試合中に自然と使える武器になります。
第6章:保護者ができるサポートと声かけのポイント
ポストプレーを身につけるには、家庭でのサポートも大切です。
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褒めるポイントを具体的に
「シュートが決まったね」ではなく、「背中で相手を抑えて反転できたね」と動作を褒める -
試合観戦で声かけ
守備が寄ってきたら「落ち着いて前を見て!」など簡単な指示を伝える -
家庭での練習補助
軽いパス練習や反転ドリルを一緒に行い、楽しみながら技術習得をサポート
保護者の声かけは、子どもが自信を持って試合でプレーする原動力になります。
第7章:選手本人が今日からできるトレーニングメニュー
ジュニア年代でもできるポストプレー練習は以下です。
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壁パス反転シュート
壁にボールを蹴り返してもらい、受けて反転→シュート -
ミニゲーム形式ドリル
2対2や3対3で、ボールを受ける→反転→シュートの流れを意識 -
体幹トレーニング
腹筋・背筋・スクワットで重心安定と反転スピードを強化
毎日少しずつ意識して練習することで、試合で自然にポストプレーが使えるようになります。
第8章:まとめ—ポストプレーを武器にするロードマップ
ポストプレーは「背負う→反転→シュート」の3ステップで構成され、ジュニア年代から習得することで試合に直結する技術になります。保護者は褒め方やサポートで子どもの自信を伸ばし、選手は毎日の練習で反復して身につけることが重要です。
このスキルを武器にすると、子どもはゴール前での存在感が増し、チームにとって欠かせない選手へと成長します。
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